2009年9月15日火曜日

好きなお金、嫌いなお金

この世にお金を嫌う人はいるのだろうか?もし嫌いだという人がいたら、その人はうそをついているか、酔っ払っているのだろう。だが、僕は今日生まれて初めてお金に嫌悪感を感じたのだ。

今日、僕は寮の月間会計監査を担当した。学生の住む寮だ、大したお金はないだろうとタカをくくっていた。だが、それは間違っていた。何枚諭吉を数えたのか はもう忘れた。帳簿にある金額に間違いはないか延々と試算した。計算機がぶっ壊れた。指導してくれるはずの先輩はそこにはおらず、たった一人でやった。疲 れた。朝から始めて気付いたらもう日が暮れてしまっていた。

お金を数えるのは爽快だろう。もしそれが自分のであるならば。だが、そこに何百万の札束があったとしても、自分のものでないし、ものにすることもできない金を延々と数え続けるのは至上の苦痛なのだ。会計士の仕事の大変さがわかったような気がした。

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