2009年9月15日火曜日

社会的手錠

先日生まれて初めて大阪に行った。しかも生まれて初めて大阪の電車、それも満員電車に乗った。ツナ缶のようにぎゅうぎゅうにもまれながら気付いたのだが、 周りの男性の多くはつり革に両手をぶら下げているのだ。滑稽にもそれはまるで手錠を科せられながら万歳ポーズをしているみたいであり、私は笑いを抑えきれ なかった。

しかし、それと同時に少なくとも電車内では日本の男はかわいそうな存在であるということを発見してしまった。なぜなら、満員電車の中で万歳ポーズをしない 男は痴漢とされ、手錠をはめられてしまうからだ。そうならないためにつり革に手をぶら下げるのだが、それは無罪を証明するために手錠をはめているようにも 見える。結局のところ、手錠ははめないといけないもののようだ。

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