2009年9月15日火曜日

自由の学風

私が通っている大学は、「自由の学風」を誇りにしている。ここでいう「自由」の定義はあいまいだが、私のある先輩いわく「勉強したい奴は勝手に勉強でき、 遊びたい奴は勝手に遊べる」ということなのだそうだ。こうした発想は、何も私の大学に限らず、日本でトップといわれる他の国立大学でも共有されているらし い。

たしかに、この考えにも一理はある。しかし、今の日本の大学生のうち、いったいどれくらいの人がここで与えられる自由を享受できる能力と知識を有している のだろうか(少なくとも、私は自分がこの自由をうまく活用できるかが不安だ)。もし大多数の大学生にそうした能力と知識がないとすると、大学において与え られる「自由」は、学生にって害になりうるのかもしれないのだ。

そうなると、大学には学生をもう少し「子ども扱い」し、これから与えられるであろう自由を学生たちがうまく扱えるよう積極的に教育・啓発していくことが求められるのではないだろうか。

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